メーカーから戻ってくる間に練習などで会った方が色々と情報を下さったのですが、【ANCHOR】のフレームはトラブルが極めて少ない様ですが、【ANCHOR TR9】はシートポストが入らないトラブルは何件か聞いた事が有る…との事でした。
手元に戻ったフレームをチェックしてみましたが、フレームに何か手を加えたかは目視では確認出来ませんでした。
シートポストは新しいモノに交換されているようです。
では、組立再開です…一度分解したヘッドセットやBB&クランクを再度取り付けます。
【ANCHOR TR9】のフレームセットに【FINISH LINE】のファイバーグリップの様な滑り止めグリスが入っていますので、これをシートチューブ内側に薄く塗ります。
戻って来たシートポストは、滑り止めグリスを塗っても軽く上下に動きます!
ワッシャーの事も報告してあったので、戻って来たワッシャーも問題なくクランプ金具の凹みに収まります…
此処で新たに問題発生?…前回、紹介したメッシュ状の紙やすりが入っていません!
直ぐにブリヂストンに電話して確認したところ、『2015年モデルからメッシュ状の紙やすりを使用しないシートポストに変更になり、新しい物を送ったので、そのまま使用して大丈夫です!』との回答でした。
メッシュ状紙やすりが無くなった事でサドルの水平位置調整がとても楽になりました!
メッシュ状の紙やすりが無くなってスムーズに動くので、無段階に調整出来て角度調整は行いやすいのですが、この部分の締め付けは体重や乗車姿勢にも寄りますが【10N・m】位で締め付けないと乗っている時に動いてしまいました。
フレームに付いているヤグラの締め付けトルクはロードバイク用の説明書なので、ブリヂストンに電話で確認しましたが、『サドルに指定されているレール締め付けトルクで締めて大丈夫です。』との回答を頂きましたが、ネットで調べた所『カーボンブレイデットレールの締付トルクは最大【18N・m】で、シートポストに締付トルクが規定されている場合はシートポストの締付トルクに合わせてください。』と書かれていた事を伝えると『流石に【18N・m】での締め付けは不安が有るので、乗りながら様子をみてズレない様に締め付けて下さい。』と言われました…その結果、【8N・m】から【0.5N・m】ずつ締め付けを増してズレない様に成ったのが【10N・m】でした。