今回の組立で【DURA-ACE】が高価な訳が少し分かりました…
高価な理由を認識した【DURA-ACE ST-7900】です!

【DURA-ACE ST-7900】の取り付け金具は、なんと“チタン”を使用しています!

この様な金具をチタンにしてどの程度の軽量化が図れるのか疑問も有りますが、軽量化出来る所は何でもやらなければ、他社との競争に勝てないのでしょうね?…その結果、重量は【373g】です。

私は軽量化競争をしているので訳では無いので気になりませんが、他社と比べて軽いのでしょうか?
では、取付です…取り付けに使用するのは、これ ↓

何だか分かりますか?答えは、壁などに電気コードを這わせる時に使うモールドです。
これも、拘りがある訳ではないので、家か事務所に有った物を適当な長さに切って使っています。

このモールドをマスキングテープでハンドルの下に固定して取付をすると左右の高さが簡単に合わせられるのですが、皆さんご存じですょね…ただ、このモールドは偶然ですが、コードを這わせる為に裏側が丁度良い具合に凹んでいるのと、ハンドルの延長線より少し下げたい時などに金属と違い曲がってくれるので、微調整がし易いです!
私が今まで組み立てたクロモリ自転車で使用したのは【DURA-ACE ST-7400&7700】で何れもシフトケーブルがレバーからハンドルの前に飛び出すタイプの物でしたが、今回はブレーキワイヤーと同じでバーテープの中に収まるタイプで、慣れてない為か?不器用なのか?写真を撮る余裕がないほど苦労しました。
そして、この部分のアウターケーブルの長さを決めるのも悩みましたが、結局はネットでプロの自転車の写真をプリントして参考にしました。

ハンドル廻りで一番参考になったのは、この写真です! ↓

このフレームはリアブレーキケーブルのみがトップチューブに内蔵される様になっているので、その取り回しで悩んでいたのですが、私は子供の頃にやっていたBMXレースの癖で左前ブレーキにするので、この写真のまま取り回せば良いいので楽でした…しかし、悩む事はなかったのか?と思うほどアウターケーブルは交差しています。
使用するケーブルは今回も【shimano ROAD SHIFI CABLE SET (PTFT)】と【shimano ROAD BRAKE CABLE SET (PTFT)】で色はフレームに合わせて黒です!

まず、【DURA-ACE】のネームプレートを外してケーブルを取り付けます。

この時、インナーケーブルのタイコ部分に“グリスを塗った方が良い”と尊敬する【Kino自転車日記】のKinoさんがブログに書かれていたので真似させて頂きます。

次にアウターケーブルをカットしますが、ステムの長さが暫定なので今回は若干長めにカットする事にします!

【Park Tool CN-10C プロフェッショナルケーブルカッター】も有るのですが、【shimano TL-CT10 ケーブルカッター】の方が使い勝手と断面が綺麗な気がして此方ばかり使っています。

先ず、右レバーの後ろブレーキからですが、ヘッドチューブからフレームの中を通さなければなりません…想像しただけでも大変そうなので、何かコツがないかショップに聞いたのですが、返ってきた答えは『根気強くやるしか有りません!』と言われました。

私のフレームは黒くて分かり難いのでプロチームの写真ですが、シートチューブ脇から出る白いケーブルの黒いリングの見える部分の奥の穴はケーブルが一本通る程度の小さい穴です!とても通る気がしません…この事は仕事をしていても頭から離れないほど、悩んでいたのですが、ケーブルを買いに行った時に【プロショップ ウーノ(UNO)】の店長さんが『余り穴の小さい物はキャップになっていて外せますょ!』と教えてくれました。

おぉぉ!簡単に外せました!!でも、外せる事を知らない時にキャップは引っ張れないですょね?

キャップを取り外した穴から前を覗くと…ヘッドチューブの小さい穴が見えます!(この写真は撮るのに苦労しました。)
前置きが長くなりましたが、インナーケーブルをアウターケーブルに通してフレームに挿入ですが、防水目的の為に先端にグリスを塗っておきました!

この状態でインナーケーブルだけを持ち、後ろに向かって押し込む様にするのですが、キャップを外して大きくなった穴でもケーブルの先端を曲げたりしながら10回位出し入れしたら通ったので、前の部分はアウターケーブルを入る所まで挿入します!

はみ出したグリスは綺麗に拭き取りましょう!

後ろのキャップが入る部分にも薄くグリスを塗っておきました。
長くなってしまったので、作業途中ですが続きは次回にします…
フレームにワイヤーを通す事など、どぅでも良い事に感じるかも知れません…しかし、この様な作業は本にも出ていませんし、ショップの様に毎日作業していれば別ですが、私が次回【SuperSix Evo】のブレーキワイヤーを交換する時に忘れてしまうと困るのと、他の【SuperSix Evo】オーナーの方でメンテナンスをされる時に少しでお役に立てればと思い長々と書かせて頂きました…でも、文章が下手くそなので分かり難いですね。