BBの取付が終わったので、次はクランクの取り付けですが、今回使用するのは【DURA-ACE FC-7950】(172.5mm50×34T)です。
既に最新機種ではなくなってしまいましたが、私にとっては最新機種と変わりません。
星形のシャープなクランクが好みなので、7800系【DURA-ACE】から受け継がれていると思われる、このデザインも最初は“象”の鼻の様に感じて嫌いだったのですが、最近は見慣れたせいか違和感を感じなくなりました。

長男の【FOCUS CAYO】をグレードアップする為に用意してあったクランクなので、既存と同じ50×34Tを選んでおいたのですが、貧脚の私が乗るにも丁度良かったです。
取り敢えず、チェーンリングとセットした状態に左クランクを足して重量を量ってみました。

660g…フレームと余り変わりません。
もっと、軽量のクランクは沢山あるのでしょうが、剛性を考えれば軽量なら良いと言う部品ではないと思うので、気にしません。
確か新品未使用か完成車外しだったと記憶しているのですが、チェーンリングの固定ボルトを指定トルクで締め付けます。

肝心のトルクスビットがボケてしまいましたが、レンチサイズは【T30】で締め付けトルクは【13N・m】で締めました緩みは有りませんでした。
いよいよ取付ですが、右クランクの付け根と左クランクが入る部分(凹凸部分)にグリスを塗ります。

これもスポンジブラシで延ばすとクランクとシャフトの接合部の角や凹凸部の見切りも綺麗に塗れます。(特に写真を撮る時などは手が汚れないので、重宝しています。)

グリスを塗ったら、後は開いている穴に差し込むだけですが…これがピッタリに作られているので、掌で叩く様にしないと入りませんでした。

う~ん!思いのほか黒いフレームに似合う気がします!!
次は左クランクです…此方も差し込み部にはグリスを塗ります。

右クランクと反対の向きになる様に差し込まなければなりませんが、一箇所だけ溝幅の広い部分が有るので間違った場所には入らないと思います。

左クランクを付けたら、開口部にキャップを付けますが、此処にも防塵や防水目的で薄くグリスを塗ります。

キャップの取付には【shimano TL-FC16】が必要ですが、【Park Tool BBT-9】が有ればハンドルの後ろに付いています…私は知らずに買ってしまいましたが、【shimano TL-FC16】位はクランクに付けてくれても良い気がします。

そして、指定トルクは【0.7~1.5N・m】…0.7N・mって?この小さな工具で“キュッ”と締める程度だと思います?大人が力一杯締めたら完全にオーバートルクです!
キャップと締めたら、左クランクの取り付けボルトを本締めします。

指定トルクは、写真のクランクに写っている様に【12~14N・m】なので、今回は【13N・m】で締めましたが、左右交互に締めていかないと片側だけが高トルクで締まる事になってしまうので、注意して下さい!
最後に写真には写っていませんが、取り付けボルトの間にある【外れ止めプレート】を押し込んで完成です!

右クランクを差し込んだ後の写真と余り変わりませんね…ゴメンなさい。