先日届いた【Park Tool BBT-30.3】を使って、早速【BB30】の取り外しをしました。
『ボトムブラケット内部とベアリングの位置決めをしているベアリングストップ(スナップリング)を確認します。』
『スナップリングの耳に工具が当たらないように注意します。』
ホーザンのサイトでは大変分かり易く青い矢印で示して説明しているスナップリングですが、私の購入したフレームに圧入されている【BB30】には、このスナップリングが見当たりません…
このBBを使うのであれば問題なのかも知れませんが、新しいBBを使用する予定なので、余りに気にせずに作業を開始します。
先ず、BBの開口部に斜めにしながら【BBT-30.3】の先端部分を入れます。
次に一番上の写真の様に反対側の開口部に当てますが、工具の先端とガイドの様なプラスティック部品が有るので、ずれる事など無く綺麗に取り付けられます。
これで、【BBT-30.3】のお尻の部分をハンマーで叩いて、圧入されているベアリングを外すのですが、説明では…
『一般的に正しくベアリングが装着されていれば、大きな力で叩くことはありません。力加減を注意しながら作業を行ってください。』
『軽い力で押し出すことが出来ない場合はリムーバーを回転させ、位置を変えながら少しずつ押し出します。』
と書かれていたので、軽く“コンコン”と叩いたのですが、ビクともしません…位置を変えて再度“コンコン”…やはりビクともしません!
これでも外れない場合の説明は…
『どうしても外れない場合はベアリングが歪んで挿入されている場合がありますので、後で述べる圧入方法で、正しい位置になるように装着してから、取り外す作業を行ってください。』
目視ではベアリングが歪んで圧入されている感じはしませんでしたが、初めての作業なので、素直に装着方法に従い作業をした後に再度チャレンジしましたが、軽く叩いただけでは外せず、最終的には結構な勢いで叩いて外しました!
↑ これが外した【BB30】です…汚れたグリスや泥などが付いていたので、掃除しましたが傷なども見当たらないので、強く叩いて外してもフレーム側にはダメージは無いとは思いましたが、念の為フレームのハンガーシェル部分も打診して“ビビリ音”など出ないかチェックもしましたが、問題なさそうでした。
カーボンフレームは凄く丈夫なようですが、古い人間のイメージとして『丈夫なプラスティック』の様なイメージが抜けないので、やはりハンマーで強く叩くには抵抗がありました。