オークションの写真では分からなかったのですが、
手元届くと塗装のチップ傷が多いのとシートチューブ裏に大きな傷…
と言うより塗装が削れた様な痕…
クラッシックレースでも走ったのかと思われるほど、
フロントフォークには小石が当たった様なチップ傷が沢山あり、
取り敢えず小傷補修用の光硬化パテを盛ってから軽くペーパーで磨いだだけで、
塗装の下にメッキが施されていただので、こんな状態になります…
今回は小傷用のパテで補修して、エアブラシでタッチアップの予定で居たのですが、
余りにもタッチアップ箇所が多いのと、
シートチューブ裏の傷は組み立ててしまえば目立たないにしろ、
タッチアップの範疇を超えている感じだったので、全塗装に予定を変更しました。
もぅ一点、全塗装に踏み切る理由が、
白に見える部分がパールホワイトでパール塗装の色合わせはプロでも難しい様なので、
タッチアップで綺麗に仕上げるのは事実上不可能…そんな理由もありました。
以前にピナレロをバネスト仕様にした時の様にネットでロゴを探して、
Illustratorでデータ化しデカールを作るつもりだったのですが…
【Eddy Merckx Corsa Extra】はフレームに貼られている画像ばかりで、
平面図の様な画像が見付かりません…
それに加えてシートチューブ両脇のE.MERCKXと
ダウンチューブのEDDY MERCKXのステッカーには、
0.数mmのメッキの様な極細の縁取りが有るのでデカールでの再現は極めて困難そう…
そこで、苦肉の策で既存のデカール部分をマスキングして全塗装!
(また、先輩の修理工場で場所や機材を借りての作業になります…)
フロントフォークはデカールがないので何の問題もなく、
傷が多かった部分の処理をしてサフェーサーを入れました。
フレームは傷の多い場所や大きい場所は塗装を剥きます…
塗装を剥いた所は錆びない様に取り敢えずサフェーサーを入れるのですが、
塗装後も文字を残さなければならないので、部分的にしか吹けません。
そして、難関…