長男が乗る【BOMA L'ECLAT】のセッティングでアドバイスを頂き、サドルを下げる事は何の問題も無かったのですが、ハンドルを上げる事に関しては限界が有りました…
【Deda ZERO100】ステムを逆に付けてハンドル位置を上げたのですが、アドバイス頂いた高さまでハンドルを上げる事が出来ませんでした。
先日の【SPECIALIZED】のステムでも使い方によって対応できるような気がしますが、コメントを頂く前にネット検索で見付けたのが、【3T アジャスタブルステム(90mm)】と【shimano PRO アジャスタブルステム(100mm)】でした。
今回はステム長が合う【3T アジャスタブルステム(90mm)】を使用します!
先ず【Deda ZERO100】を外して【3T アジャスタブルステム】を付けるとステアリングコラムの高さとステム上部が同じ高さになってしまうので、【3mm】のスペーサーをステムの下に入れます!
【Deda】のステムから他社のステムに変えると、スペーサーが必要な事が多い気がします?【FSA】のステムもそうでした…
これで、ステアリングコラムのトップとステムのトップに【3mm】の差が出来ました!
【3T アジャスタブルステム】には説明書が付いていたのですが、読めません…
しかし、可変ステムなので走行中に角度が変わったりガタが出ると危険なので、今回は使用しない【shimano PRO アジャスタブルステム】指定トルクを参考にして取り付ける事にしました。
可変部分のボルトは【10N・m】ステムとハンドルのクランプは【6N・m】で締め付け、ステムの角度は3本ローラーに乗らせて調整した所、長男には【+24】と【+36】の間なので【+30】が一番良い様です!
これで、先日の【2014 Challenge The Izu Velodrome 第2回】に参加したのですが、練習走行中に長男が慌てて戻り『ステムが“ガタガタ”する様になった!』と言うので、取り敢えず【12N・m】で増締めしインターバルの度に緩みが出ないかチェックしましたが、その後は大丈夫でした…
しかし、気になるので帰宅後に分解してみました!
分解すると可変部分には細かな凹凸と大きな凹凸が有ります…大きな凹凸はコラムに取り付けられているステムと噛み合って動かない様な構造で、小さな凹凸がハンドル側のステムの角度を細かく調整する構造になっています。
ステム側は、こんな感じです…
反対側も同じ作りです。
今回、組立に際して緩み止めの【LOCTITE 222】を使用します!
【LOCTITE 222】は低強度タイプで、【M12】以下のロックとシールに適し、耐振動・耐衝撃性良好で取外しも容易に行えるので、今後調整が必要になった時にも外せずに困る事は有りません。
組立時に説明書を良く見直してみると【指定トルク】が書かれていました!
英語でも苦手なのにドイツ語で書かれている様なので余計に分かりませんが、使用されているネジのサイズから【M8 20N・m】【M6 15N・m】【M5 9N・m】が【指定トルク】になっている様です?
可変部分のネジは【M8 20N・m】が指定ですから、最初は半分のトルクでしか締めていなかった事になるので、緩んでも仕方ないですね…でも、【M8 20N・m】は怖いので【15N・m】で本締めとしました。
先日の【SPECIALIZED】のステムもそうですが、セッティングを決めるには色々なパーツが必要でメーカーも様々な工夫をした製品が出ているので楽しいです!