先日の【ARAYA ADX-5【DURA-ACE HB-7600(28H) 】②】でベロドームを走る時の為にタイヤにヤスリ掛けする事を記載しましたが、一部訂正が有ります。
初めて【CSCトラック自転車競技大会】に出た時に『板張りトラックなので新品のタイヤを使用する時には表面をヤスリ掛けして下さい。』と言われていましたが、特にペーパーの番手等は指定されていなかったので、低価格帯のタイヤを使用していた時は惜しげも無く【#150】程度のペーパーを使用していたのですが、高価なタイヤを使用する様になってからは元来の貧乏性が顔を覗かせタイヤを少しでも長持ちさせようと【#600】等のペーパーを使用していました。
↑これが、実際に新品のタイヤをヤスリ掛けしている様子です。
ローラー台で子供を走らせペーパーを掛けると、短時間に表面を薄く綺麗に剥く事が出来るので、この時はKinoさんに譲って頂いた貴重な【Panaracer ウルティマトラック】に【#400】のペーパーを使用して、表面の艶が無くなる程度に薄く皮を剥く感じで仕上げました。
しかし、この状態でベロドロームを走るとカントの急なコーナーで“キュルキュル”と音がしてタイヤが滑ってしまいました。
初めは子供の体重が軽いので、空気圧が高すぎるのか?と思い【10bar】入れいていた空気圧を【8bar】まで落としたのですが、改善されないので【Izu Velodrome】でペーパーをお借りした所、裏に番手が記載が無い部分だったのですが、触った感じでは【#100~#150】に感じました。
最初はお借りしたペーパーで軽く擦る程度で走らせてみると、インフィールドに居る私には聞こえないのですが、走っている次男は『まだ時々“キュルキュル”音がして怖い』と言うので、段階を踏んで削って行った結果…
【Panaracer ウルティマトラック】はスリックタイヤで新品時には表面に艶が有るタイヤだったのですが、トレッド部分の色は完全な“マットブラック”で使用したペーパーと同じ様に“ザラザラ”した感じまで削って初めて滑る感じが無くなりました。
しかし、【Panaracer ウルティマトラック】の綺麗だったプリントは…
無残な事になってしまいました。
滑ったのがカントの低い所で良かったのですが、一番高い場所で滑った事を想像すると、ゾッとします…見た目は悪くなってしまいますが安全には変えられないので、ベロドロームを初めて走りに行かれる方の参考になれば幸いです。
【Izu Velodrome】でペーパーをお借り時に思い出して自分の古い記事を見直してみた所『粗めのペーパーで表面を3回くらい擦れば良い…』と教わっていました。
備忘録として始めたブログなのに…子供に怖い思いをさせてしまい反省しています。
板張りバンクに関しては、ソーヨータイヤから【SOYO Estremo(エストレモ)】と云う板張りバンク用のタイヤも発売されていて、従来品よりグリップ性能を20%以上向上させてあるそうなので、滑らないのかな?でも、我が家の家計では手が出せません…(;´Д`A
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今回の写真は、次男の【Panaracer ウルティマトラック】ですが【Panaracer】の袋には『トレーニング:750~1050kpa』の表記が有るので、今回試した【8bar】でも問題ないようですが、三男が使用している【Vittoria PISTA EVO CL】に関しては指定空気圧の記載が【10~15bar】なので、電話で問合せの出来た【Vittoria】さんに質問してみました…『指定空気圧の計算は体重【60kg】と仮定して計算しているので、体重の軽い人で有れば空気圧を下げて使用しても問題ない。』との回答を頂きました。
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