乗り味が大変気に入っている【SuperSix Evo】ですが、ステムは“格好良いから…“と以前に購入し、自宅に有った【DEDA ZERO100 PISTA】を試しに付けていたのですが、暫く今のポジションで乗る事にしました!
ただ、【DEDA ZERO100 PISTA】の説明に『DEDA製のハンドル(φ31.7mm)で使用して下さい。』みたいな事が書かれています。
しかし、使用しているハンドルは【FSA ENAGY31 Traditional】ですので、クランプ部分の径は【φ31.8mm】です…何処に問い合わせても『メーカーは駄目と言っていますが…』と明確な回答は避けながらも、『事実上問題ない…』と遠回しの回答が返ってきます。
実際、150km程走りましたが、特にガタや緩みも有りませんでしたが、“どうせなら、ペーターサガン選手が2012年のツール・ド・フランスで使った【FSA SL-K】にしよう!”と思い探してみた所、角度の表記が違うのですが、【FSA SL-K Black Stem 17°】と云う似た形のステムを見付けたので、購入してみました。
上から見ると普通ですが…
横から見ると途中でへし折られた様に急角度に曲がっています!
【FSA SL-K Black Stem 17°】と【DEDA ZERO100 PISTA(70°)】は、ステム角度が【17°】、【70°】と数値も表記も違うので、重ねてみて違いの写真を撮ろうと思ったのですが、計った様に同じで写真にすると片方が写らなくなってしまいます。
重量は、【DEDA ZERO100 PISTA】(100mm)が、【118g】
【FSA SL-K Black Stem 17°】(100mm)は、【154g】と36gも重いです。
【FSA SL-K Black Stem 17°】は、クランプのプレートがカーボン製です…
尚且つ、クランプボルトの穴の他に軽量化の為か4個のバカ穴が開いています!
それでも、総アルミ製の【DEDA ZERO100 PISTA】の方が【36g】軽いとは…【DEDA】の技術って凄いのでしょうね?
それでは、交換です…先ず、ハンドルを外します。
次にコラムのクランプボルトを緩め…
トップキャップを外します…
大失敗です!トップキャップを外すつもりがプレッシャープラグを外してしましました…
簡単に取れるだろと思ったのですが、結局フォークを抜いて逆さまにしなければ【ウス】の部分が取り出せず、セミオーバーホールの様な状態です…情けない…
やっとの思いで取り出したのが、これです。 ↑
ただ、今回の失敗も役に立った事が有りました!このプレッシャープラグは購入時から装着されていたので締め付けトルクが分からなかったのですが、今回の失敗で調べた結果【6.8N・m】の様です!
気を取り直して作業を進めます…
あれ?今度はコラムのクランプ部分が小さく付属のスペーサーでは高さが足りません…
これは、子供達の成長に合わせて色々使うだろうと、ストックして有ったので焦る事もありません!
既存が、5mmでしたので10mmのスペーサーを入れて対応しました。
トップキャップを付けてプレッシャープラグを差し込み、指定トルクの【6.8N・m】で固定しますが、この時点でトップキャップは未だ仮止めです。
続いてハンドルの取付ですが…
クランプボルトにグリスを塗ると、プレートやステムとプレートの間にグリスが付きやすいので、私は爪楊枝でナット側に薄くグリスを塗る様にしておきます…この方法だと余計なグリスが貫通側に押し出されてくるので、余計なグリスの掃除も楽に出来ます。
ハンドルの取付などは、割愛させて頂き…完成です!
下の【DEDA ZERO100 PISTA】と比べてもポジションは変わりません。
今日の作業では、自分の不注意で思い掛けない大仕事になってしまい反省点が多かったですが、無事に作業が完成してホッとしました!