今日はBBの圧入をしたのですが、【BB30】と云う規格には参りました。
↑ 誇らしげに【BB30】のロゴマークがフレームに大きくプリントされています!
しかし、手持ちに【BB30】規格のクランクは無いので、【DURA-ACE】のクランクを使う為にBBコンバーターと云うBBセットを使用するのですが、ネットで調べても結論が出せず…【BB30】のフレームを沢山扱っているショップを何軒か廻り各メーカーの評判を聞いたのですが、総合すると【Sugino BB30-IDS24 SUPER CERAMIC CONVERTER】が一番良いのでは?と云う結論に達し購入しました!
セラミックベアリングの高いヤツです!
【Sugino BB30-IDS24 SUPER CERAMIC CONVERTER】重量:97g
【取り外した既存のBB】重量:81g
【Sugino】の方が若干(16g)重いです。
説明書では、【shimano TL-BB12】に付属のアダプタを挟み圧入する様に書かれていますが、【shimano TL-BB12】は何処も取り寄せで日数も掛かる様だったので、【grunge プレスフィット BB インストールツール】を買いました…お値段も【grunge】の方が、1,000円位安かったです。
【BB30】の事を調べると、かなりの確率で音鳴りのトラブル?が有る様で、その対応策として一番効果が有るのが圧入の際に【WAKO'S ブレーキプロテクター】を塗布する事…と有ったので最初から塗布しておきます。
この【WAKO'S ブレーキプロテクター】は、『高粘着シリコーングリース』と書かれていますが、触った感じは凄く粘り気の有る“餅”とか柔らかくなった“ガム”の様な感じです!
これをハンガーシェルの内部に塗ります…効果が有ると書かれていますが、実際に塗っている写真を見付けられなかったのですが、塗る場所は此処で良いのか?
これで、圧入工具をセットして…あれ!セットしただけで圧入された様になっています?
工具を外してみると、ブレーキプロテクターの粘着力で落ちてはきませんが、ユルユルのガバガバ…訳が分からないので、図々しく【キャノンデール横浜ベイサイド】に電話しちゃいました!
すると、『あぁ、2012年のSuperSix Evoは【PRESSFIT30】なので【BB30】用では駄目ですょ!』 …
えっ!だって【BB30】って書いてあるじゃん?それに【PRESSFIT30】って何?
↑ 良く見ると取り外したBBに書いて有りました…
そこで、少し【PRESSFIT30】に関して調べてみました。
SRAMが提唱している(らしい)規格でフレームのハンガーシェルはただの筒で、そこにカートリッジBBを圧入するだけなので、スナップリング等も存在しないらしいです。(だから、外す時にスナップリングが無かったのですね…)
昔は【BB30 46】と言われていた時期もあり、【BB30】は圧入する外径が【42mmφ】なのに対して【PRESSFIT30】は【46mmφ】だそうです。(だから、ガバガバだったのですね…)
そして、一番不思議なのは、『【BB30】とは互換性が有りません。』と云う記事も有りました…じゃあ、何で【BB30】って書いて有るの【クランク30】って書いてくれれば良いのに…
仕方がないので、【Sugino BB30-IDS24 SUPER CERAMIC CONVERTER】はオークションに出品して、改めて【Sugino PF30-IDS24 SUPER CERAMIC CONVERTER】を購入しました。
【Sugino PF30-IDS24 SUPER CERAMIC CONVERTER】重量:101g
既存のBBより、20g重いです…
圧入する部分は【46.2mmφ】なので、今度こそ間違い有りません!
【Sugino BB30-IDS24 SUPER CERAMIC CONVERTER】は…【42.3mmφ】
悔しいけど、気を取り直して圧入です!
音鳴りはフレームとBBの接合部分から発生する様な気がするので、ハンガーシェルの外面にもブレーキプロテクターを塗布したので、圧入した時に押し出されてきています。
はみ出したブレーキプロテクターは綺麗に拭き取ります!
最後に保護シールを剥がせば完成ですが、写真を見ると未だブレーキプロテクターが残っているので、この後【WAKO'S BC-9】を布に染み込ませて綺麗に拭き取りました。
今まで作ってきたクロモリのBBは【ITA】と【JIS】だけ楽だったなぁ…今回、色々なサイトを拝見して新しい規格のBBが沢山有る事を知ったのですが、メーカーも劇的に性能が上がるなら規格を増やしても良いと思いますが、従来から有る規格のままでベアリング等の回転性能を上げる努力をして欲しいと感じました。