前回、掃除とフレームのチェックを済ませ、大きな問題もなく一安心したので、ヘッド周りのOH?グリスアップをしました。
キャノンデールのHPを見ると『ヘッド周りのボリュームは現行モデルのSUPERSIXよりもすっきりして細い印象だ。オーバーサイズではまったくない。』や『EVOはヘッド周りが細いのですが、強度は十分です。』の様な記事が有りましたが、クロモリばかりの私からするとヘッド周りは十分太い…クロモリの2倍くらいの感じがします…時代遅れを痛感します。
それも、ガタを取った事以外は殆ど触った事のない【インテグラルヘッド】ですが、バラしてみます…と言うかステムが付いていない状態なので、簡単に抜けてしまいました…下のベアリングは、こんな感じです!
BBを外した時もフレームのチェックをした時も感じていたのですが、BBは薄く泥水が残った様な痕跡が有ったり、フレームも細かい擦り傷が付いている箇所が有ったので、前のオーナーさんが提携している方ヨーロッパのショップとら購入したとの事だったので、余り綺麗な道路を走っていなかったか?シクロクロスでもやったのか?と思うほど、下のベアリングには泥の付いた水が入った痕跡が有りました…しかし、外側だけの汚れと錆の様で回転は頗る良好です!
今回【SuperSix Evo】使用するグリスは、FINISH LINEの【Ceramic Grease(セラミック グリス)】をにしてみます!
いつものピンぼけで申し訳御座いません。
このグリスの説明は『超微粒子セラミックで強化されたテフロン PTFEフッ素ポリマー…摩擦や熱の発生が少なく、BB、ハブ、ヘッドセットのベアリング寿命が延る…さらに塩分や酸性雨にさらされてもサビが発生し難くなります。』と有ったので、このベアリングを見た時に決めました。
前の環境なのか使用方法なのか分かりませんが…兎に角、下のベアリングには水が入りやすい構造には間違いないと思うので、シールドベアリングですが少し多めにグリスを塗っておきます!(中古フレームは、この様な構造の弱点が分かるので…なんて、書けば聞こえが良いですが、中古を買うのは単に経済的な理由です。)
ベアリングには以前、ご紹介したスポンジブラシで薄く均等に塗ります。
如何でしょう?指で塗るよりもムラ無く塗れます…でも、ピンボケで分かり難いですょね?
次は、上のベアリングです…
下のベアリングに比べると綺麗ですが、若干の錆が出ています…もしかしたら、上のベアリングにはグリスは塗られていなかったのかも知れません?
防水と防錆目的で薄くグリスを塗り、向きを間違えない様にフォークコラムに差し込みセットします。
ベアリングをセットした後にスプリットリング(センタリングスリーブ)をベアリングとコラムの間に入れ、スペーサーをセットします。(スペーサーは車種により枚数が異なるようですが、この【SuperSix Evo】は1枚しか入っていませんでした。)
次にトップカバー(ダストカバー)をセットします。
最後にトップキャップをセットして、コラムスペーサーでステムの高さを調整しますが、今回はフォークの固定だけなので、付いていたスペーサーを適当に入れておきます。
ステムを取り付けてトップキャップで仮止めするのですが、このフォークに付いているトップキャップが変わっています…通常はスターファングルナットやマルチプレッシャープラグはトップキャップをボルトで締め込みますが、このトップキャップはトップキャップ自体が筒状で内側にナットの様にネジが切られています!
私は初めて見たのですが、今は当たり前なのでしょうか?この内側にもグリスを塗っておきます。
長さも決まっていないので、ステムは何を使うか未定ですが、取り敢えず私の好きな【Deda ZERO100】ステムで仮止めです。